猟師の予備校!

里山で、猟師として生きるを発信するメディア。地域おこし協力隊、里山、猟師、ジビエ料理、農業、自給自足について書いていきます。

『INTO THE WILD』をみたときから、猟師への道は始まっていた。

移転しました。

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猟師っていいかも。。

最近そう思ったのは、『Next Commons Lab』の募集を見てからのこと。

この企業は”ベーシックインカム”という生活に必要最低限のお金を支給しながら、地方で起業家を育てまくるというまさに『今!』な事業をしているんですけど。

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引用:Next Commons Lab

現役の猟師が使っている、ナイフの写真です。

この写真をみた時に、僕は素直に「か…かっこいい」と思いました。
あなたがロマンを持っているなら、きっとわかりますよね、この気持ち。

獣の部位ごとに異なる使われ方をされるであろう、鈍く輝く年季の入ったナイフたち。
一瞬で心を持っていかれます。

でも強烈に「山の中で狩猟生活をしてみたい!!」と思ったのは、学生の頃『INTO THE WILD』を見た時だったんです。

 

僕がINTO THE WILDに魅せられたシーンとは?

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実話を元につくられた映画、INTO THE WILD。

優秀な大学を卒業した主人公は、ありふれた物や金に支配されることを嫌い、ひとりアラスカを目指します。

さまざまな出会いをへて彼はアラスカにたどり着き、荒野の中で見つけた”不思議なバス”を拠点にサバイバルな生活を送る。

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2 hikers visiting the bus from 'Into the Wild' rescued in Alaska | GrindTV.com

アラスカで生活を続けていたある日、彼は大きなヘラジカを仕留めます

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とても映画とは思えないような肉の解体シーン、そして解体後、一気にわくウジムシ。
僕はその一連の流れにすごく惹かれたんですね。

生き物を狩って、肉を解体し、食す。

人間にとって一番シンプルな行いを、映画のワンシーンでハッとさせられた。

生き物を殺すときには、いろんな葛藤が起こり引き金を引けない時もあるだろう。

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それでも生きるために、目の前の命と向き合って、殺す。

そういう、リアルな世界で生きてみたい。
山の中で狩猟生活をしてみたい。

これが『INTO THE WILD』をみて猟師になりたいと思った時の心境です。

山か、都会かで迷う数年間

INTO THE WILDで完全に感化されたって訳ではないですけど、里山で暮らす映画にすごく惹かれていた学生時代。

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リトル・フォレスト。
橋本愛演じる主人公が、小森という東北の集落で半自給自足の生活を送る、食を中心にした映画。

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不登校気味の女の子が連れて来られたのは、森の中で暮らす大好きなおばあちゃんの小屋。
リトルフォレストやINTO THE WILDに比べると、自給自足!な感じは薄いですが、それでも森の近くで暮らす雰囲気を味わえる作品です。

学生の頃は30ヶ国以上を旅し、多くの刺激を受けました。
NYやシンガポールのような場所で働くのも楽しそうだし、山や海の近くで自分のやりたいことをやるのもいいと思いましたが。

一度は都会で働いてみるかーと、ベンチャー企業にプログラマーとして就職。
…そしてすぐ撤退。

遠回りをしたかもしれないけど、今度は山と付き合ってみる。

8月初旬〜を目標に、猟師になるための準備を進めています。
猟師の”りょ”の字もまだ知りませんが、このブログ「猟師の予備校!」をどうぞよろしく。

それではまた!